『地すべり斜面直下のトンネルの情報化施工-GPS変位計測システムの活用と切羽補強および早期断面併合による変位制御法-』が岩の力学連合会・技術賞を受賞しました。
岩の力学連合会(http://www.rocknet-japan.org/)から、第二東名引佐連絡道・引佐第二トンネル施工におけるshamen-netのGPS計測技術に対して『第20回岩の力学連合会技術賞』を頂きました。
表彰式は、平成21年6月2日に地盤工学会館大会議場で行なわれ、共同発表者のNEXCO中日本(株)・臼田氏、清水建設・神澤氏、同・平野氏、山口大学・清水教授(shamen-net研究会顧問)と共に、表彰状と表彰盾の授与がありました。
写真左より、清水建設・神澤氏、NEXCO中日本(株)・臼田氏、山口大学・清水教授(shamen-net顧問)、清水建設・平野氏、国際航業(株)・岩崎 |
写真左より、NEXCO中日本(株)・臼田氏、清水建設・神澤氏、清水建設・平野氏、 |
今回の受賞技術は、切羽掘削に伴うトンネル直上の地表面沈下と坑口周辺の大規模地すべりの変動をshamen-netのGPSでリアルタイムに計測・監視し、その計測結果に基づいて、トンネル施工方法を随時変更する「観測施工」を実施することで、施工の安全と周辺構造物の変形抑制、建設コストの低減を実現しています。
今後とも、shamen-netのGPS計測が多方面で利用頂けるように努力したいと思います。
平成21年6月4日
shamen-net研究会技術委員長・岩崎智治